昔、下手したら殺されてたかもしれない怖い話。

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過去にあった、めっちゃ怖かったことを書いてみる。

当時の状況

都会に進学中の部屋

高校卒業して、進学の為に一人暮らししていた。
都会家賃たけーーーーーーーーー。まぁ、東京じゃないから、1R10万円とかそんなんじゃないけど。親が心配して、オートロックのあるマンションじゃないと駄目だとさ。(今の家は田舎で、オートロックもクソもない、築30年以上のアパート。)

外観も中も綺麗だった。ゴミも専用のゴミ捨て場があって、24時間365日出し放題。分別もなし。地元に帰るとき、ノートパソコン壊れたからいらねーと思って、カーテンにくるんで捨てた。お咎めなし。

キッチンのコンロが無駄に3口もあった。料理まったくしないから、持ち腐れ。
部屋の間取りは1K。玄関入って、廊下があってその間にトイレと風呂とキッチンがある。廊下は人が2人通れるぐらいの幅。

メインの部屋は7.5帖の洋室。ただ幅が狭いから、めっちゃ狭く感じる。
更に汚部屋と来たもんだから、体感もっと狭い。ベッドの上でご飯も食べてた。

そんなこんなで、そのマンションでずっと生活してた。

当時の食生活

学校卒業間近、私はバイトをした後、マクドナルドでセットを買って帰った。
その当時はまだマクドナルドは安くて、ハンバーガーとポテトのセットが確か200円ちょいで買えてた気がする。週4ぐらいマック。
上記のごとく、ベッドで食べて、ゴミはゴミ箱へ…とは行かず、ベッドの脇に。
その日はセットを買ってたから、飲みかけのドリンクもベッドの脇の床の上。

寝たはずが

その日はなかなか寝れず3時ぐらいに寝たかな?翌日は学校休みだったと思う。
電気のスイッチが遠いから、電気の紐引っ張って、豆電球にして寝た。

と思ったけど、何か目が覚める。
やっと寝れたのに。ともう一回目を閉じた。
でも、何か違和感を感じた。

違和感の正体

もう一度目を開けて見ると、人影があった。
え?何?と、寝ぼけ眼で思っていた。
人影が近付いてきた。

「誰?」と声をかける。

意識がしっかりしてきたときには、男性は私の寝ているベッドの上にいて、更には私に馬乗りになろうとしている。
「今日会ったやん」と男性の声。

全く記憶にない。

丁度季節は夏だったので、ブラトップとパンツ(下着)という薄着にタオルケットを掛けただけ。

薄明かりの中、何かを持っている男性。
何か光った?
よく目を凝らして見てみると、どことなくフォルムが私の愛用している100均の包丁に見えた。
キッチンに出しっぱなしにしていた、いつ使ったか分からない包丁。

さすがに、ヤバイ!と思って、ありったけの声を振り絞って「ギャーーーーーーーーー」って叫んだ。2回。

すると男性は、ゆっくりと去って行った。
ドキドキしすぎて、動けなかった。
夢かと思った。

何分かした後、電気を付けた。
すると、ベッドの脇に置いていた、マックのドリンクの容器が潰れている。
踏むようなところには置かないし踏んで潰すようなことはしない。バランス感覚は確かなので、踏み潰す前に避けるし。

恐る恐るキッチンに向かう。
包丁がない。
ドキドキが更に加速。
どうしよう、これ、ヤバイんちゃうん?
と思ってドキドキしながら、当時の彼氏(現旦那)に電話で報告。
遠距離恋愛をしていたから、来て貰うことは不可能。
警察に連絡をしろとアドバイスされる。
あ、警察!全然思い付かんかった。

警察に電話して来てもらう

彼との電話を切り、110。
「知らない男の人が部屋にいて、叫んだら逃げました」とかい摘んで説明。

「パトロール中の警官が近くにいるので、向かわせます」とのことで、住所と部屋番号を告げる。

インターフォンが鳴った。敏感になっているので、音にめっちゃビビった。
オートロック解除せよと要請される。
インターフォン鳴らされるのがビビるので、ドアを薄く開けて待機。
1人かと思ったら2人部屋に来た。
部屋に入るなり、「荒されましたね」。
・・・。
いえ、はじめからです。と言うと少し呆れ顔。荒されましたって言えば良かった。

具体的なことを聞かれ、説明する。
ちゃんと、マックのドリンクのことも言ったけど、あまりピンと来てないみたい。
指紋とか靴跡とか検査するので、何人か呼びますがいいですか?と言われ、『この汚部屋の醜態を晒すのは・・・』と戸惑ったけど、断れる雰囲気ではなかった。

更に取り調べ?を受けている間にまた2人ぐらい来た。
指紋取られたり、床を調べられたりした。
話をしていると、玄関の外で話し声が聞こえた。

隣の人に聞き込みをしている様子。
部屋の外の廊下は響くので、声が結構聞こえる。
「叫び声聞こえましたか?」って声が。え、信用してない?夢か幻か?

多分最初の警官が着てから1時間ぐらいで帰って行った。
「明日○○署に来てください」と言われた。

大きい警察署に

その言葉に従い、私は○○署に向かった。

そこで、何か部屋に通されて、警官の1対1で話す。
前日に話したことがまとめられていて、その書類を元に再度確認を取られた。

「被害届け出しましょうか」と言われ、被害届けが良く分からずに「はい」と答えた。

警官が文章を考えて「これで間違いないですか?」と聞かれ答える。
大体合っているけど、当時の服装に相違があった。
Tシャツとズボン姿ということになっていた。
部屋に警官が来たときは、さすがに薄着ではない。Tシャツ着たしズボンを穿いた。
訂正すると驚かれ、文章が訂正された。

結果、「被害は100円ショップで買った包丁」だけ。
確かに、包丁以外の被害はない。でも怖かった。と告げると、『精神的恐怖』みたいなものを追加してくれた。

でもそれだけ。

どのぐらい警察署にいたか覚えてないけど、それで終わった。

後日談

後日、いろんな人にこの体験を話し心配され、日が経つごとに段々と恐怖が薄まってきた。

1~2週間ぐらい経ったとき。
夕方ぐらいにお風呂に入ろうと、ベランダに干しっぱにしていた下着を取る為、カーテンを開けて、ベランダの窓を開けた。
ベランダの向かい側にはそこそこ大きいマンションがある。
オートロックじゃないようで、各階の各部屋の玄関ドアが見える状態。
そのマンションの私の階より1階ぐらい高い位置の私の部屋の真向かいに、男性がいた。こっちを見ている。
あの時の感情が戻り、ドキドキしながらベランダの窓とカーテンを閉めた。
何分か経って、カーテンからチラッと覗くと、まだこっち見てる。

怖いけど、ほっとこう。という結論に達し、お風呂に入る。
念のため、カーテンからチラッとお向かいを覗くと、いなかった。
ホッ。

この話を警察にしたり、彼氏にしたり、友達にしたりしたけど、大体の人が鍵掛けてなかったん?と言う。
大体毎回鍵を掛けるが、その日は全然覚えていない。
オートロックなのに何故?

おしまい

もしかしたら、本当に夢だったのではないかと今でも思う。
今は、治安の大変いい田舎なので、鍵を掛けずに外出しても何も起こらない。
ただ、寝るときだけは、鍵を掛けるのを忘れないようにしている。

かれこれ、何年も前の話なので、実際とはちょっと違っていたり、辻褄合わない部分もあるかもしれないけど。。。

信じるか信じないかはあなた次第!!
おしまい。